愛の園について

「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい」

愛の園ではこの理念のもと、ご利用者の方はもちろん、ご家族さまやスタッフ、地域の方々などすべての方との関わりをとても大切にしており、

●ご利用される方に、ここで過ごせてよかったと思っていただけるケア
●認知症の方を一人の「人」として尊重するケア
●スタッフ一人ひとりが学び、成長につながる環境づくり
●高齢者福祉を通じた地域とのコミュニケーション活性化

の実施に力を入れています。

園長の想い

時代が変わっても、変わらないものがあります。
私たちは、本当に大切なものを見つめていきます。

愛の園は開設28年を経て老朽化が進み、1年半をかけて改修工事を行ってきました。また、その工事と併行して、地域密着型特養「愛の園シオンの丘」の新築工事を進めてきました。令和3年7月にシオンの丘がオープンし、愛の園にとって新しいスタートとなります。

法人理念の「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」は、愛の園に与えられた使命です。私たちには、社会的に弱い立場におかれた人たちや、助けを必要としている人たちの隣人となり、手を差し伸べることが求められています。コロナ禍のもと、高齢者は多くの不安を抱えて生活されています。私たちはその人たちの不安を共に担い、少しでも軽くできればと願っています。

人は住み慣れたところで、住み続け、なじみの関係を続けることによって、その人らしい生活がおくれます。シオンの丘は、自宅に近い環境で生活していただくことを目指しています。

私たちは、ご利用者一人一人の心に寄り添うことを通して、自宅と同じように安心して過ごしていただけるよう、時代が変わっても変わらない、本当に大切なものをご利用者と共に見つめていきたいと願っています。

社会福祉法人ぶどうの枝福祉会
愛の園統括園長信川恒夫

愛の園はこんなところ

親しみやすい
スタッフ

施設内にはいつも笑顔があふれており、親しみやすい幅広い世代のスタッフがいます。ご利用者さまとも距離が近く、高齢者の方のケアに熱心なスタッフばかりです。また、スタッフ個人の働き方に対して配慮した環境を整えているため、結婚や出産などのライフステージを経ても復帰し長く働くスタッフが多く、ご利用者さまにしっかりと寄り添うことができています。

認知症ケア

認知症は、器質的変化などにより日常生活にさまざまな障害をきたします。しかし、寄り添った適切なケアと環境により「その人らしい生活」を送ることが可能になります。愛の園では、認知症の方を一人の「人」として尊重し、その方の視点や立場に立って理解しケアする「パーソン・センタード・ケア」に取り組んでいます。これまでの生活や習慣、趣味などからその方を深く知り、寄り添うことで気持ちよくお過ごしいただけます。

わたしたちの目指す
認知症ケア

認知症の方でも、症状がない方でも、一人ひとりの異なる個性や感情に対する配慮は欠かせず、サービスのご提供方法が私たちの価値観の押し付けであってはなりません。わたしたちは、認知症の方を一人の「人」として尊重し、その方の視点や立場に立って、個別性を理解しながらケアを行う「パーソン・センタード・ケア」に取り組んでいます。
共通の総合目標は「QOL(生活の質)」の向上、つまりご利用者さま一人ひとりにとっての「当たり前の生活」をご提供し支えることです。三大介護である食事・排泄・入浴の在り方は人それぞれ違うからこそ、一人ひとりの習慣やこだわりに興味を持ち、情報収集し、大切にしながらケアを行います。それが個人の尊厳であり、人を大切にするということの基本なのです。

「認知症になった時も安心して生活ができる」
この想いを皆さまに持っていただきたい。それが私たちの願いであり、目標です。